お彼岸の意味と風習:季節の変わり目と先祖供養のつながり

生活

秋のお彼岸の前は無茶苦茶熱い日々が続いていたのに、お彼岸を過ぎたとたん寒いくらいに気温が落ちてきました。

しかし、お彼岸とは言っても、家族でお墓参りに行く習慣がなければ、お彼岸についてあまりよく知らないかもしれませんね。

実際私も、子供のころからお彼岸にはお墓参りに行く習慣がなかったため世間一般でお彼岸と言われていう行事は漠然と「お墓参りに行くひなんだな~」ぐらいにしか思っていませんでした。

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お彼岸の時期

お彼岸の時期は一般的に、春分の日秋分の日を中心に、それぞれ前後3日間を加えた7日間を指します。

春と秋に行われる理由や日付の決まり方について、もう少し詳しく説明します。

1. 春分の日と秋分の日の意味

春分の日秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。

太陽が真東から昇り、真西に沈むため、仏教の思想ではこの時期が「彼岸(あの世)」と「此岸(この世)」が最も近づくとされているため、先祖供養に最適と考えられています。

そして春のお彼岸は3月の春分の日(通常、3月20日または21日)を中心とする7日間。

秋のお彼岸は9月の秋分の日(通常、9月22日または23日)を中心とする7日間になります。

お彼岸の目的

お彼岸目的はというとズバリ先祖供養ですね。

お彼岸は春分の日と秋分の日を中心とする7日間に行われます。

その日は仏様やご先祖様がいらっしゃる西方浄土が最も近づくとされ、普段よりもより近い距離でご先祖様の供養ができる日とされているのです。

しかしお彼岸という言葉は、あちらのという感じが強いですよね。

「彼の岸」つまりあの世という意味のようですが実際の語源はというと、サンスクリット語のパーラミター(波羅蜜多)で悟りの世界という意味らしいです。

まああの世に行った故人が全員悟っているかどうかはわかりませんが、少なくとも悟りの境地を目指して修行する場所が西方浄土なのではないかと思いますね(個人の感想です)。

暑さ寒さも彼岸までは本当なのか?

実際、お彼岸が終わった後の気温の変化を調べたサイトがあるので、それを参考に見てみましょう。

こちらウェザーニュースさんにサイトでは、春のお彼岸から本当に気温が上昇したのかを過去10年にわたって検証しています。

つまり過去10年間は気温の変化があったといえますよね。

秋の彼岸の検証結果は今のところないのですが、そのうち自分で作ってみてもいいかもしれません。

お彼岸の風習

お彼岸では、家族でお墓参りをするのが一般的です。

また、仏壇に「ぼたもち(春)」や「おはぎ(秋)」といったお供え物をし、故人を偲びます。

これらの食べ物は、もち米とあんこを使って作られ、昔から先祖供養の象徴とされています。

正直牡「ぼたもち(牡丹餅)」と「おはぎ(御萩)」が同じ元とは全く知らなかったです。

中身とか作り方が違うのかなぐらいにしか思っていなかったのですが、実は春に咲く花牡丹と秋に咲く花萩からきているとは全く思わなかったです。

春と秋の呼び名があれば当然夏の呼び名もあるということで、夏には「よふね(夜船)」冬には「きたまど(北窓)と呼ぶそうです。

はっきり言って調べるまで全く知らなかった。

まとめ

お彼岸は春分と秋分の日を中心とする7日間で、一般的に先祖供養を行う期間とされています。

春分の日と秋分の日をはさんでいるので、昼と夜の長さが等しくなり、仏教的には「彼岸(あの世)」と「此岸(この世)」が最も近づくとされ、供養に適した日とされています。

私は子供の頃からお墓参りの習慣がなかったため、お彼岸についてあまり詳しくはなかったものの、風習としては「ぼたもち」や「おはぎ」は単に呼び方の違いだということを知ることができました。

また、「暑さ寒さも彼岸まで」との言葉も、実際に統計として気温の変化が感じられているようですね。

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