国の借金という嘘から見るマスコミの体質は世界共通なのか

経済
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たまたま「UK borrowing soars in August as Covid costs mount」というBBCの記事を見て、結構ショッキングだったのでブログにまとめてみることにしました。

結局のところ、日本もイギリスも同じようなプロパガンダがまかり通っているということ、そしてマスコミの不勉強や誤報道が国民に被害を与えるのではないかと思った記事です

紹介する記事はこちら↓↓↓

UK borrowing soars in August as Covid costs mount
Public borrowing hit £35.9bn last month as the pandemic forces the government to borrow more money.

この記事をベースに以下の点に沿ってこの英文記事を読んでみましょう。

  1. イギリスの借金って正しい訳なのか?
  2. 政府の負債とインフレに関係はある?

同時に補足記事を使って、イギリス政府の借金が実際どのように考えられているかを、考えてみましょう。

イギリスの借金って正しい訳なのか?

この記事のタイトルは「UK borrowing soars in August as Covid costs mount」というように、「コロナ対策費によってイギリスの借金が膨れ上がった」と書いてありますね。

では中身を見るとどうでしょうか。

英語の文章を見るときは、冒頭部分に結論が書いてあるので、そこを読んで全体を把握するのが鉄則です。

子に記事の場合結論は、もちろん冒頭部分に書いてあります。

The UK government borrowed £35.9bn in August as tackling the economic fallout of pandemic took its toll on the public finances, official figures show.

この文の主語、動詞、目的語を書き出してみると、

  • 主語:The UK government (イギリス政府)
  • 動詞:borrowed (借りた)
  • 目的語:£35.9bn (35.9億ポンド)
  • 修飾語:in August (8月に)

なので簡潔に訳すと、「イギリス政府は35.9億ポンドを8月に借りた」と訳せます。

それ以外の部分「as tackling the economic fallout of pandemic took its toll on the public finances, official figures show.」はその前の本当に伝えたいことを修飾する言葉になりますね。

つまり結論は「イギリス政府は35.9億ポンドを8月に借りた」ですが、タイトルは「イギリスの借金」となっています。

担当記者が間違ってこのような曖昧なことを書くことはあまり考えられないので、おそらショッキングな見出しで、読者数を稼ぐ記事だと考えられます。

ということは、中身もしっかりと見る必要がありますね。

ということで見てみると、グラフでイギリス政府の負債がどれだけ伸びたのかという印象付けをグラフで行っています。

Borrowing August

引用:UK borrowing soars in August as Covid costs mount

また、2番目の見出しでは「Furlough wind-down」という表現を使って政府の負債を減らしていくことを示唆しているのです。

この、Furlough wind-downという言葉は「furlough」と「wind-down」という2つの部分から成り立っています。

「furlough」の意味は、一般的な意味として、公務員の休暇のような意味がありますが 、この場合はコロナによる従業員の自宅待機という意味合いでしょう。

「wind-down」は「徐々に終わらせるという意味があるので「自宅待機を徐々に緩和する」という意味ですね。

つまり、事業体に対しての給与補填を徐々に減らす必要があることを遠回しに書いていて、しかも「来年度の予算もまた、370億ポンドを借りる予定」という一文で終わっています。

全体的にこの記事の言いたいことは、借金はあまりよろしくないということとを言いたいようですが、問題はなぜ政府の借金がだめなのかを説明していないことです。

しかも、中身とタイトルを変えて読者をごまかそうとしているのが、腑に落ちないところですね。

政府の負債とインフレに関係はある?

政府の借金がいけないという理由は「主流派経済学」に起因していて、政府の借金を増やすことで「ハイパーインフレが起きる」と考えられているためです。

この記事を書いた記者はイギリスがハイパーインフレになってしまうことを恐れて、いるのでしょうか。

しかし、実際にイギリス政府が借金を増やしたことで、ハイパーインフレになったのかどうかを見ると、全くそうなっていないのが現実です。

それを見るために、もう一つの記事「What is the UK’s inflation rate?」からグラフを引用してみましょう。

こちが引用した記事です。↓↓↓

What is the UK's inflation rate?
A guide to what inflation is and why it matters for household finances.

UK inflation rate

引用:What is the UK’s inflation rate?

イギリスのインフレ率のグラフを見ると、コロナ禍でイギリス政府の借金を増やしたにも関わらず、インフレ率は全く上がっていないどころか、下がっているのが現状ですね。

つまり、政府の借金とインフレ率には相関関係があるとは言えない、ということではないでしょうか。

ということは「UK borrowing soars in August as Covid costs mount」でいったい何を心配しているのか全く分からないのです。

記者としては、イギリス政府の借金が増えすぎて心配だ、という記事を書きたかったのかもしれません。

しかし、借金が増えることの弊害について書かずに中身とタイトルを変えるのは問題だと思います。

まとめ

この記事では、

  1. イギリスの借金って正しい訳なのか?
  2. 政府の負債とインフレに関係はある?

という点を英文記事を参考に読み込んでみました。

英語の記事を読むために必要なテクニックは、やはりタイトル、そして記事冒頭で書かれる内容の要約に集中することです。

大まかな内容は、この2点を見ることで把握でき、それ以上の内容を知りたければ、さらに本文の見出しを見て必要な部分を読んでいく。

これが英文記事のの読み方の流れになります。

英語の文章を読むにはやはり、数をこなして慣れていくことしかないので、慣れるまで面倒ですが少しずつ数をこなしていきましょう。

関連記事↓↓↓

https://okaneno-chishiki.com/2020/11/27/english-news-money/
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