インフレの意味とその原因とは:住宅ローンなどの借金はどうなる?

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今の日本はデフレかインフレかと聞かれればもちろんデフレですが、ではインフレの状態っていったいどういう状態なのでしょうか。

平成時代に大人になった方々は、インフレを体験されていない方が大半だと思います。

そこで、インフレっていったいどのような状態をいうのか、あなたの仕事や資産、そして借金にどのような影響を与えるのかについて、以下の2点に沿って書いてみたいと思います。

  1. インフレの意味と原因
  2. インフレのメリットとデメリット

このこのブログ記事で、何となく「インフレってこんなことなんだな」という感じをつかんでもらえれば、幸いです。

インフレの意味と原因

インフレは、教科書的に説明すると「物価が継続的に上昇し、お金の価値が下がっていく現象」と説明できます。

もっと簡単に言うと「物の価値が上がるのでお金の価値が下がる」という状態なのです。

例を挙げましょう。

1本50円のバナナが10本あるとします。

10人がこれを買いたいとすればバナナは1本50円で売れますが、20人がバナナを買いたいすると、売主は当然高く買ってくくれるお客さんに売りたいので、1本100円になるかもしれません。

つまり、バナナ価値が2倍になり、お金は今までの2倍払わなければならないので価値は50%になってしまったということになります。

ここまでは、検索エンジンで検索上位のサイトを調べれば簡単に分かりますが、問題はなぜインフレが起きるのか、その原因は何かということです。

インフレが分かっていない専門家が多すぎ問題

インフレは貨幣量が多いから発生すると考える専門家は結構多いです。

確かにお金の価値が下がるということは、市井のにあるお金の量が多すぎるからと考えたくなるのは当然でしょう。

しかし、日本銀行は約7年間量的緩和、つまりお金の量を増やしてきましたが全くインフレになっていませんね。

いわゆるリフレ政策ですが、全く機能していません。

引用:日本のマネタリーベース(左軸)とインフレ率・長期金利(右軸)の推移

ということは、お金の量が多すぎるとインフレになるとは言えないということです。

ちなみに、2014年にインフレ率が一時的に上昇していますが、これは消費税増税によるものですね。

では何が原因でインフレになるのでしょうか。

それは供給能力が不足するためにインフレになるのです。

先ほどの、バナナの話に戻りましょう。

相変わらず20人の人がバナナを買いたいのに、5本しかバナナがなければもちろん価格は一本100円のままです。

しかし、売り手がバナナをどこからか調達してきて10本になったとすると、バナナの価格は下がりますよね。1本75円くらいになるかもしれません。

もともとの値段よりは高いですが、それでも今までよりも多くの消費者の需要を、満足させることができるはずです。

つまり物の価値は、需要と供給の関係で決まるのであって、お金の量で決まるのではない。

供給が需要を満たすことができなければインフレになるし、供給が需要を上回ればデフレになるということです。

つまり教科書的には「インフレは物の値段が上がりお金の価値が下がること」と説明されているが、実際は、「供給が需要に追い付かないために物の価値が上がる現象」といった方が誤解がなくなるのではないかと思うんです。

インフレのメリットとデメリット

インフレにももちろんメリットとデメリットがあります。

インフレのメリットは、

  • 適切なインフレ率を保てば、経済を成長させることができる
  • 住宅ローンなどの借金の返済が楽になる

というところでしょうか。

ではデメリットは何かというと、

  • 適切なインフレ率を超えると、経済成長を阻害する
  • 現金の価値が下がるので現金で資産を持つ意味がなくなる

とりあえず一つ一つ説明していきましょう。

適切なインフレ率を保てば、経済を成長させることができる

またまたバナナの例で説明しましょう。

例えば、バナナの需要が一日100本あるとして、供給能力は1日80本しかないとすると、バナナは慢性的なインフレが続くわけです。

しかしそうなると、生産者は1日100本バナナを作れるように設備投資を行い生産性を向上させるわけですね。

設備投資を行い生産性を上げるとどうなるかというと、バナナの生産にかかわる人が増え、給料も必然的にがっていく。

すると、今まで100人だったバナナが欲しい人が、120人になるかもしれない。

すると一日100本の供給能力では足りないので、さらに設備投資を行う。

という需要牽引型の良性インフレが起きるわけです。

この需要と供給の差を需給がギャップといいますが、一般的にこの差はインフレ率2%が最適とされています。

一応日本政府のインフレ目標もそうですし、他の国々でもインフレ率2%を目標にしている国は多くあります。

しかし、バナナの供給が何らかの原因で止まってしまう、またはバナナの需要が今までよりも一気に増えると、供給力不足による悪性のインフレが発生するわけです。

多くの方が経験したマスク不足は、まさにこの悪性インフレの典型ですね。

供給元からの輸入がストップし、加えて国内の需要が爆発的に伸びたことで、マスクの価格は大きく高騰しました。

悪性のマスクインフレが発生した、ということですね。

住宅ローンなどの借金の返済が楽になる

インフレ率が2%で継続すると、お金の価値が2%ずつ下がっていくことになりますので、住宅ローンなど、抱えている借金も2%づつ目減りしていくことになりますね。

今年100万円借りても、翌年には実質98万円しかしていないことになる翌年はまた2%下がる、という具合にどんどん返済が楽になっていきます。

逆に、資産を現金で持っている人ほどその価値が目減りするので、不動産などのインフレによる価値が上がるものに資産を移していくことになりますね。

つまりインフレは、適切なインフレ率、(おおむね2%)を維持すれば、多くの中間層や貧困層が経済的に楽になる環境なわけです。

まとめ

この記事では、

  1. インフレの意味と原因
  2. インフレのメリットとデメリット

について書いてきました。

ここで出てくるであろう質問が「で、どうしたらいいの?」ですね。

個人個人の経済状態はそれぞれ違うので、この場で何をしたらいいということはできません。

しかしあなたができることはミクロ経済的なことが一つ、そしてマクロ経済的なことが一つの、二つがあると思います。

まずは、まずミクロ的なお金のことに関しては、専門のアドバイザーに相談することをお勧めします。

借金で苦しんでいるのであれば、弁護士に相談してみる、資産をどうやって増やせばいいのか悩んでいるのであれば、専門のアドバイザーに相談してみるといいでしょう。

そしてマクロ的経済的にできることは、大きなお金の流れについて勉強し、国の経済政策について関心を持つことです。

実際に国が政策を変えるだけで、国民が豊かにも、苦しみもしますので、そこをしっかりと見ていく必要があるのではないでしょうか。

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