インフレ時とお金の価値との関係ってどうなってるのか考えてみた

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「インフレになるとお金の価値が暴落する」「ハイパーインフレで大恐慌」みたいな論調を少し前までよく見かけました。

最近では皆さんよくわかってきたようで「ハイパーインフレ」とか「貨幣価値が暴落する」なんてことは起こらないんじゃね、実感としてわかってきたようですね。

それでも、インフレとお金の価値についてもう少し復習するつもりで、インフレとお金の価値との関係について下の三つの点に沿って書いていきますね。

  1. インフレとは何?
  2. インフレとお金の価値の関係
  3. いいインフレと悪いインフレ

インフレとは何?

「インフレとはインフレーションの略で、物価がある期間において持続的に上昇する現象である」とウイキペディアに書いてますね。

これは確かにそのとうりで非の打ち所がない解説です。

ではもう一歩進んで「なんで物価が継続的に上昇するのか」というと、やはり需要と供給のバランスによってインフレが起きるっていうのが正解です。

不等式で説明すると、

供給<需要

という感じで、供給が需要に追い付いていないということが、簡単に理解することができます。

逆にデフレはというと、

供給>需要

というように、供給力はあるが需要が少ないということですね。

ハイパーインフレーションとは?

ではインフレでよく言われるハイパーインフレーションとは何かというと、これには定義がありまして「インフレ率が毎月50%を超えること」つまり年間のインフレ率は12875%。

つまりなんかよくわからないくらいに、物価が爆上げしてしまうということです。

例えばですが、パンの値段が今月180円とすると、つぎの月には270円になっている。

そして次の月には405円と倍々計算で増えていくイメージですね。

インフレとお金の価値の関係

インフレは、供給が需要に追い付かないために物の価値が上がるという現象ですが、その時お金の価値は下がったように見えますね。

一般的な感覚でいうと、何かを買うのによりお金がかかるのでお金の価値が下がるというのは何となく理解しにくいかもしれません。

しかし、昨日まで180円だったパンが今日は185円ということは、パンの価値が1日で5円上がったように見えるということ。

お金をパンと交換する物質としてみた場合、昨日に比べて5円多く出さなければならなくなったということなのです。

つまりお金の価値が、昨日に比べて5円下がったように見えるということですね。

たまにニュースで、ハイパーインフレになってしまった国の映像を見ることがありますが、パン1個買うのに札束を荷台で運んでいる人がいたりします。

それはつまり物の価値が上がりすぎたことにより、お金の価値が下がりすぎてしまったように見えるんですね。

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物価上昇の原因は供給力不足

インフレという物価の上昇が起きる原因は、お金からインフレを見る人と、物からインフレを見る人とで大きく違います。

お金からインフレを見る人は「インフレは貨幣量が多いために起きる」と考える。

反対に、物からインフレを見る人は「インフレは需要を満たす供給が足りないために起きる」と考えます。

確かにインフレ時は、お金の価値が下がったように見えるので、貨幣量が多いからお金の価値が下がったと考えても不思議ではありません。

でもそうなるとどこかの時点で、急にお金の量が増えたということになりますよね。

政府が意図してインフレになるまでお金を配ることをしない限り、お金の量はそう簡単には増えないのですがね。

ということは、やはり「インフレは供給力不足によって起きる」と考えた方がしっくりきます。

オークションを例にとると分かりやすいですね。

希少価値の高い名画が、オークションにかけられるとどんどん値が吊り上がっていく。

インフレも同じで、100個しかないパンを1000人が欲しいとなると値段は上がっていきますよね。

もっとわかりやすい例でいえば、野菜の少ない時期の野菜は求める人が多いので高くなります。

つまり、需要に対する供給能力の大小でインフレが大きくなるのか、小さくなるのかが決まるのです。

いいインフレと悪いインフレ

供給力不足によって物価が上がり、貨幣の価値が下がったように見えることであまり評判がよくないインフレ。

しかし、実はインフレにもいいインフレと悪いインフレの2種類があるのです。

供給不足型インフレ

悪いインフレの代表的な例が、ハイパーインフレとは言わなくても、供給が需要に全く追い付かない供給不足型のインフレです。

要は先ほどのオークション状態ですね。

国民が必要なものなのに、供給力が小さいため数が少なく価格が高騰してしまうという状態。

これが、供給不足型の悪性インフレです。

需要牽引型インフレ

反対に、需要牽引型の良性インフレというものもあります。

これは、需要に対して供給は不足しているものの、価格が高騰するほどは不足していないという状態です。

つまり需要が供給を適正範囲で上回っているという、消費者にとっても供給者にとっても非常にいい状態です。

需要牽引型インフレが経済の好循環を生み出す

需要牽引型インフレは、需要があるところに供給をするので、経済は順調に伸びていきます。

需要を満たすための供給力を高めるために、企業による設備投資が増加し雇用も増えることになりますよね。

収入を得る人が増え、その収入が投資に回ることでさらに需要が供給を牽引するようになるの好循環を生み出すのです。

反対にデフレの場合、供給が需要を上回ってしまうため、供給者はどうしても低価格競争をしなければならなくなります。

低価格競争が始まると、利幅が少なくなり給料が減り設備投資が減り、雇用も失われるのでますます需要がなくなるという悪循環に陥ってしまいますね。

さて今の日本はどっちでしょうか?

まとめ

インフレはお金の価値が下がったように見える経済現象ですが、実態は供給力が不足しているために物の価値が上がる現象です。

つまり、需要に対する供給力を伸ばすことで、物価が爆上げする悪性のインフレを抑え込み、需要が救急を牽引する良性インフレに転換することが可能なのです。

需要供給型の良性インフレは、需要に供給が常にこたえる形で設備投資が伸び、雇用が増え給料も上がる環境ですね。

そして増えた給料で物を買うので、需要がさらに伸びるという好循環をもたらすんですね。

インフレとは物価が上がることとか、お金の価値が下がることというように説明されますが、需要と供給力の差によってこのような現象が起きるということを知ることで、世の中の仕組みが分かるようになりますよ。

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