豊かになる方法:多くの分野に共通する法則は与えることから始まる

経済
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豊かになる方法って何かなとずっと考えてきました。

この記事を読んでくださっているあなたも、どうすれば豊かになれるのかって考えているかと思います。

個人的には、SNSやブログYoube などで、お金を稼いでいる人達の行動や発言、そして国をどう豊かにするのかという経済学を勉強してみたのです。

すると、個人レベル、国レベルに関わらず、豊かになるためには共通点があるのではないかと、思うようになってきました。

そこでこの記事に、豊かになる方法の共通点をまとめてみたのです。

  1. 豊かさの定義とは
  2. 豊かになるには支出が先(スペンディングファースト)
  3. 負債と資産のバランスシート
  4. 120%与えよう

この記事を読むことですぐにお金持ちになれるわけではありません。

そのためお金持ちになる、あるいは稼ぐ方法に興味があるのであればここで読むのをやめてもらった方が時間を無駄にすることが無いと思います。

しかしこの記事を読むことで、どのようにして人や国が豊かになって行ったのかについてのヒントを得ることができるかもしれません。

豊かさの定義とは

豊かさの定義とは

豊かになるとはどはどういう意味なのか、本文を書くためにまず「豊かさ」とは何かを定義していきたいと思います。

豊かさとは「お金がある」という意味で使われることが多いですが、必ずしもお金がある=豊かさではないですね。

それを踏まえて、豊かさとは何かを日本国憲法を引用して定義すれば「健康で文化的な最低限度の生活」を営むことができるのが豊かさと言っていいでしょう。

もっと簡単に言うと「楽しく幸せに生きていくことができる」という感じですね。

しかし個人が「楽しく幸せに生きていくことができる」にはお金は重要な要素の一つでありそれを得るために、まずは支出しなければならない。

さらに言えば、経済の大きさによってそれぞれが支出するものは違います。

しかし、大原則として個人レベルから国のレベルまで、まず先に支出することで豊かさを実現していくのです。

豊かになるには支出が先(スペンディングファースト)

副業

豊かになる方法の大原則は「必ず支出が先に来る(スペンディングファースト)」ということです。

支出をしなければ豊かになることはできないわけですが、この支出という言葉は必ずしも「お金を払う」ということではありません。

お金が無い場合は、お金が無い場合の支出の仕方があるわけですし、個人や企業そして国によっても支出の仕方が違います。

各団体組織の支出とは、こんな感じになります。

  • あなた(個人)の支出→アイディア・技術等
  • 企業の支出→アイディア・技術
  • 国の支出→お金

ひとつづつ解説していきましょう。

あなた(個人)の支出→アイディア・技術等

あなたが豊かになるために必要な支出は、お金ではありません。

お金は豊かな生活を送るために必要ですが、個人が最初に支出するものはお金ではないのです。

お金とは、個人が支出したアイデアや技術等への対価として支払われる物。

つまり、あなたが持つアイディアや技術等、他人が必要とするものを与える(支出する)ことで豊かさを作る要素の一つであるお金を得ることができます。

アイデアやスキルなどを与えることで、豊かになる簡単な例は仕事です。

あなたのアイデアやスキルを提供することで、社会に貢献しお金をもらうわけですね。

そして提供したものの価値が高ければ高いほど、より豊かになる道具の一つであるお金を多く得ることができることに異論はないですね。

お金とは価値単位を提供するもの

与えることで豊かになれる可能性を高めることができるのですが、ここで注目したいポイントはお金の役割です。

お金の(貨幣)基本要素の一つに価値単位の提供があります。

つまり、あなたが知識や技術そしてアイデアを与えることで豊かさを感じるのは、それらを与えた相手であり、豊かさを実感した量がお金という形であなたのもとに帰ってくる。

反対にあなたが豊かさを実感したい時、その対価として渡すものがお金です。

つまり喜びの量を数値で表すことができるのが、お金ということになります。

企業の支出→アイディア・技術

企業の場合も同じように、最初に支出するものはお金ではなくアイデアや技術です。

お金はアイデアや技術を世に広め、お客さんと会社を構成する社員が豊かになるためのツールにすぎません。

「大きな会社になればなるほど、お金を借りて支出している」と言われるかもしれませんが、お金を借りて支出することが目的ではありません。

あくまでも会社の技術やアイデアを広めるためのツールとして、お金を借りて支出しているのです。

国の支出→お金

個人の支出、会社の支出はアイデアや技術ですが、国の支出は「お金」その物になります。

つまり国こそが、支出が先(スペンディングファースト)の典型と言えますね。

例を挙げると、国が予算を執行する場合、税収がいくら入ったかを計算してから執行しているわけではありません。

次年度の予算が決まるのが3月、今年度の税収が決まるのも3月なので普通に考えて税収から予算を執行するのは無理です。

通常の流れを説明すると、財務省が「財務省証券」という手型(お金)を発行、それを日銀に持ち込むことで、日銀当座預金(お金)を調達しそれを財源として予算を執行するという流れになります。

つまりお金を支出することでお金を生み出し、予算を執行するということになりますね。

ではバランスシート的な見方で、スペンディングファーストとはどういう意味かを見てみましょう。

負債と資産のバランスシート

バランスシートとは貸借対照表のことで、財務諸表の一つとして団体の財務判断に使われる結構重要な財務書類の一つです。

以下基本の型式。

バランスシート

簡単に説明すると、右側が借金(負債)で左側が資産になります。

バランスシートに関してはものすごく丁寧に解説された専門書がありますので、本格的に勉強したいのであれば、それらの本を読んでみることをお勧めします。

とりあえずここで理解してほしいのが、借方(左)と貸方(右)の合計は絶対に同じ。

違っていれば、どこかで計算が間違っているということです。

それはさておき、この点を踏まえて個人・企業・そして国のバランスシートを簡単に作ってみました。

個人のバランスシート

個人のバランスシートをざっくりですが、下のように書いてみました。

負債の部には、個人が持っているものも入ると思いますが、バランスシートを簡単に見せるために省略しています。

個人にとって労働力は資産出です。

そして、労働力を大きくする(生産性を上げる)ことで負債の部にある現金の項目を広げ、負債の項目を小さくすることができます。

企業のバランスシート

バランシートが一番必要なのが企業ですので、その見方や分析の仕方の例として様々な形のバランスシートを見ることができます。

製造業とサービス業でバランスシートの内容が変わるので、一概には言えませんが、ここでは企業のバランスシートを理解してもらうために、製造業のバランスシートを例として挙げておきます。

こんな感じで資産の部と負債の部に分かれていますね。

統合政府そして国のバランスシート

個人のバランスシート、そして企業のバランスシートを見てきました。

統合政府のバランスシートを見てみましょう。

統合政府とは聞きなれない言葉ですが、政府とその子会社である日本銀行を統合した物を統合政府と定義します。

では、統合政府のバランスシートと国のバランスシートを見てみましょう。

統合政府そして国のバランスシート

2018年末時点 日本の統合政府のバランスシート(兆円) 

個人や企業のバランスシートと同じように、統合政府や国が負債を増やすことで資産は増えていきます。

では国民の資産を増やすために政府はどうすればいいのか。

それは「負債を増やすこと」によってのみ、国民の資産を増やすことができるということですね。

しかし一つ但し書きをしておくと、これができるのは「変動為替相場制の主権通貨国」のみ。

例えば日本、アメリカ、イギリス等ですので念のため。

120%与えよう

つまり世の中、というよりも資本主義は全て支出先行で回っているということが分かると思います。

つまりバランスシートの右側を拡大することで、資産を増やしていくのが資本主義の原則なのです。

しかし国のレベル、企業のレベルであれば、拡大させる負債の規模によって作れる資産の規模が推測できます。

しかし個人の場合、どれだけ先行支出をすれば資産を増やせるのかは明確には分からないですよね。

そんな時参考になるのが、実際に個人で稼いでいる人たちが何を言っているのかを聞いてみることです。

SNSなどで、有名な人たちをフォローしてみると言いですが、そんな人人たちは必ず「自分が与えることができる最高の物を120%全力で与える」と言っています。

全力で与えることで、ファンを獲得していく。

つまり、顧客リストを獲得して、そこに商品やサービスを販売していくのです。

バランスシート的に見れば、与えている間は支出を拡大していることになるのかもしれない。

「しれない」というのは実際に資産が拡大してみなければ、支出を拡大しているかどうかは分からないからです。

なので、まずは与え続けなければならないということですね。

逆に、先に支出することをしない場合、資産も作ることができません。

分かりますよね。

会社でも働いた報酬として給料がもらえるのに「給料を先払いでくれる」ところはまずないですね。

まとめ

この記事では、

  1. 豊かさの定義とは
  2. 豊かになるには支出が先(スペンディングファースト)
  3. 負債と資産のバランスシート
  4. 120%与えよう

について書いてきました。

最初の目的は「豊かになるために」ということだったかもしれません。

しかしそのために、まず先に支出することを忘れてしまうことによって資産の拡大が止まってしまいます。

個人の場合は、その人の能力や年齢によって支出できる量が変ってくるので、一概にどれだけ支出すればこれだけ資産ができるとは言えません。

しかし、それでも支出先行で負債を拡大しながら、資産を作っていくのが資本主義。

豊かになりたいのであれば、まずは自分でできるかぎりのことを与えることから初めて見てはいかがでしょうか。

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